元《フィナンシャル・タイムズ》記者の新書が明かす、Appleが中国製造から脱却できない理由

《ブルームバーグ》のコラムニスト、パトリック・マギー氏は、Appleの生存脅威はアメリカの高関税ではなく、中国からの生産ラインの撤退だと指摘しています。彼の新著『Apple in China』では、Appleがいかにして中国という米国最大の地政学的ライバルに依存するようになったかを解説しています。
マギー氏は、高関税があってもAppleが中国を離れることは難しいと述べています。本書では、トランプ大統領が中国製品への高関税を導入したことと、Appleが米国に生産ラインを戻すことを望んだ結果、失敗したテキサス州の組立工場の事例が紹介されています。
腐敗した中国の地方政府は、Appleを誘致するためにサプライチェーンのエコシステムを整備しており、そのためAppleの中国への依存度が非常に高いとされています。さらに、もしも米中のテクノロジーサプライチェーンが急速に分断されると、中国当局の反発を招きかねません。マギー氏は、Appleが中国製造業での地位を維持している理由について考える必要があると結論づけています。
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