新台湾ドルの急激な上昇 本週30円突破なるか
新台湾ドルは2日に劇的な上昇を見せ、中央銀行は終盤に介入して31元以上に保たれたものの、明確な買い支えが不足しています。特に米国財務省の為替報告発表前に、中央銀行は新台湾ドルの上昇に懸念を抱いており、今週中に新台湾ドルが30元を突破する可能性があると予想されています。
トランプ大統領の就任以来、政策の揺れが市場の不確実性を高め、新台湾ドルも大きく変動しており、3月末には33.2元にまで下落しました。相互関税が公表された後、ドルが急降下し、他の通貨も同様に上昇しました。4月には新台湾ドルが累計で1.165元（3.64％）上昇し、2023年以来最大の月間上昇幅となりました。5月2日には32元、31元を超えて上昇し、結果的には31元の上に留まり、9.53角（3.07％）の単日上昇を記録しました。
分析によると、急激な上昇は外資の流入だけでなく、輸出業者の急な売却も重要な要因となっています。中央銀行が積極的に介入しなければ、新台湾ドルが今週中に30元の重要な心理的ラインを越えるのは簡単でしょう。
