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TSMC株主総会:魏哲家氏が小株主の質問に回答、関税と為替影響について説明

TSMC株主総会:魏哲家氏が小株主の質問に回答、関税と為替影響について説明

台湾半導体大手TSMC(2330)は火曜日に株主総会を開催し、500人以上の株主とメディアが参加しました。会議では、多くの株主が国際市場での企業の業績を称賛しました。董事長の魏哲家は、小株主からの質問が予想されるため、報告時間を短縮し、株主とのコミュニケーションを増やすための調整を行いました。

小株主が新台湾ドルの上昇が会社に与える影響を尋ねた際、魏哲家は「新台湾ドルが1%上昇するごとに、TSMCの営業利益率が0.4%低下する」と述べました。影響は大きいが、他に方法はなく、技術を世界一にするために努力し続けると強調しました。関税の問題については、TSMCが輸出企業のため直接の影響はないものの、物価上昇が需要を減少させる可能性があり、AIの需要は依然として強力であると予測しています。

海外に工場を設立する際の技術安全性について、魏哲家は、その技術は簡単には盗まれないと強調しました。TSMCの技術は成熟しており、生産プロセスが複雑だということです。人型ロボットへの投資により、今後数年間の業務への貢献が期待できます。また、過剰生産の懸念については慎重な姿勢を示し、顧客の需要を確認し、投資の妥当性を保証することが大切だと述べました。

最後に、株主総会では四半期ごとの現金配当についても決議され、TSMCは株主への還元を継続する意向を示しました。