米国株4指数が全て上昇 台股は今日の取引開始で反発が期待される

米国株の4指数は月曜日に全て上昇し、フィラデルフィア半導体指数は1.57%の大幅な上昇を記録しました。トランプ大統領が関税引き上げの脅威を再度表明したにもかかわらず、市場は悪材料の出尽くしと見なしているようです。台指期先物が212ポイント上昇し、台積電先物も10ドル上昇したことで、今日の台股オープンでは反発が期待されています。
月曜日の米国株の取引では、ダウ工業株30種平均が35ポイント上昇し、標準普及500種株価指数は0.41%上昇、ナスダック総合指数は147ポイント上昇しました。技術株では、NvidiaとMetaの強いパフォーマンスが目立ち、反発の主力となっています。一方、テスラは欧州での販売が不振で、株価は下落しました。
トランプ氏は週末に、今週の水曜日から輸入鉄鋼とアルミの関税を25%から50%に引き上げると発表し、市場は一時混乱が見られましたが、その後、投資家は米中の交渉に新たな進展が見られる兆しに注目しています。
台股に目を戻すと、昨日(2日)は加重指数が344ポイント急落し、21,002ポイントで取引を終え、1.61%の下落を記録し、取引高は3,447億元に達しました。3つの法人合計で547億元売り越しで、そのうち外国人投資家は538.7億元、自己資金管理者は105億元売り越しました。
しかし、夜間取引では反発の兆しが見え、台指期先物が212ポイント上昇し、台積電先物が10ドル上昇しました。個人投資家による融資も3億元増加し、急落からの反発の勢いが浮上しています。昨日の業種構造を見ると、電子株が主な影響を受けており、特に台積電と聯電が弱い動きでしたが、米国の半導体指数の急上昇に伴い、台積電ADRおよび関連技術株が強いパフォーマンスを見せ、今日の電子株の回復が期待されています。
短期的には、昨日のギャップを埋められるかが反発の鍵であり、出来高が回復すれば、21,200ポイント付近に挑戦できる可能性があります。投資戦略としては、短期的な上昇を狙うことができるが、米中交渉の進展と米国の雇用報告に備えて資金を温存することが推奨されます。
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