COMEX金がヘッジ需要で2.2%上昇

ニューヨーク商品先物取引所(COMEX)の6月金先物は5月23日に70.8ドル上昇し、2.2%の上昇率を記録しました。1オンスあたり3,365.8ドルとなり、ドル指数は0.8%下落しました。同じく、7月銀先物も1.2%上昇し、1オンスあたり33.609ドルに達しました。独立金属トレーダーのタイ・ウォン(Tai Wong)によると、トランプ大統領がEU輸入品に50%の関税を課すと脅迫したことで、株式市場の雰囲気が沈み、逆に金市場には良いニュースとなったとのことです。
最大の金ETFであるスティーフ(SPDR Gold Shares, GLD)の金保有量は23日に2.58トン増加し、922.46トンになりました。最大の銀ETFであるアイシェアズ・シルバー・トラスト(iShares Silver Trust, SLV)の銀保有量も14,217.50トンに増加しました。
資産運用会社のバンエック(VanEck)のレポートでは、現在金は新たな調整局面にあり、1オンスあたり3,000ドル以上にしっかりとした支持基盤を築いているように見えています。最近の金価格の下落は予期せぬことではなく、大きな懸念でもないと指摘されています。昨年金価格は27%上昇し、今年も現在までに25.5%上昇しています。
金は今後5年間で5,000ドルに達する可能性があるとの予測もあり、地政学的リスクや通貨政策の不確実性が金の魅力を高める要因になると述べられています。
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