原油価格が0.5%上昇 需要ピークシーズンが到来

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の7月原油先物は、5月23日の取引終了時に0.33ドル(0.5%)上昇し、1バレルあたり61.53ドルとなりました。月曜日の戦没将士記念日は、米国における夏のドライブシーズンの始まりを表し、ガソリンなどの燃料需要が最も高くなる期間です。
さらに、欧州ICE先物取引所の近月ブレント原油も0.34ドル(0.5%)上昇し、1バレルあたり64.78ドルになりました。先週、NYMEX原油は1.5%下落し、ブレント原油は1%下落しました。
米商品先物取引委員会によると、5月20日までの時点で、ファンドマネジメント会社とその他の大口トレーダーが保有するNYMEX原油先物の投機的ネットロングが前週比0.6%増加し、186,420枚となり、3か月ぶりの高水準に達しました。
米エネルギー省のデータによると、5月16日週の米国の天然ガス在庫は、前週比1,200億立方フィート増加し、合計で2.375兆立方フィートに達しました。
また、ヘンリーハブの天然ガススポット価格は、最近11セント下落し、NYMEX天然ガス契約価格も同様に下落しました。S&Pグローバルプラッツのデータによれば、米国の天然ガスの日平均供給量は前週比で1.2%増加しています。
報告によると、液化天然ガスの輸出が米国の天然ガス需要を押し上げているとのことで、今後2年間の天然ガス価格は徐々に上昇すると予想されています。
一方、エジプトは新たな天然ガス不足に直面しており、夏季の電力需要が急増する中でエネルギー危機が深刻化しています。
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