日米第3ラウンド関税交渉の進展「率直かつ深い」 G7サミット前の解決を目指す
日本の経済再生担当大臣である赤澤亮は、米国との第3ラウンド関税交渉の終了後、本ラウンドの協議の雰囲気が「より率直かつ深い」と述べました。彼は、6月中旬に行われるG7サミット前に二国間の関税争議を適切に解決することを目指していると述べています。
赤澤大臣は、日本企業の米国への投資と雇用への貢献を強調し、米国農産物の輸入増加や造船、レアメタル分野での技術協力の意向を示しました。日本側は全面的な関税撤廃を要求していたものの、今回の交渉では「税率引き下げ」を妥協案として受け入れました。
また、赤澤大臣は、月末にも再度米国を訪れ、第4ラウンド交渉に参加する可能性があると明かしました。彼は成果を出すために最大限の努力をすると強調しました。さらに、交渉前に石破茂とトランプ前大統領と数時間の電話会議を行ったこともあり、トランプ氏は日本製鉄と米国鋼鉄会社の協力を支持する意向を示したことが、日方にとっての友好的な象徴として捉えられています。
